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人形のかぶと

花堂繁栄会


ハッピーオーラにあふれている専務取締役の谷口晶子さん。
おはなしをしているとこちらまで幸せな気持ちになります。

谷口さんのお父さまは繊維関係の会社『かぶと』を経営していました。谷口さんは高校を卒業後、後を継ぐべくお父さまの鞄持ちになり、2年間 厳格なお父さまが運転する車の助手席に乗り日本全国の繊維問屋や小売店をまわりました。



その中で、人形業界を見ることも多く、職人が日本人形などを作っている光景に触れました。

そしてある日、お父さまが業態転換。繊維から人形を販売することに。谷口さんはその初代店主を務めることになりました。
このタイミングで店名が『人形のかぶと』になりました。

「高校を卒業して、世間も業界も何もわからないまま父の鞄持ちになりました。何もわからないから毎日が一生懸命で(店主を務めることが)出来たのかもしれませんね。」

お父さまの代からの社員が心強い存在で助けてくれた、とも谷口さん。優しい笑顔でおはなしをしてくださいました。


来年 2022年に創業50年を迎える人形のかぶと


店内に入ると鯉のぼりと兜が目に入ってきました。



店舗は4階建て。
店名のかぶと(兜)だけではなく、五月人形・こいのぼり・雛人形・天神様… お子さまに関連する節句人形などを展示販売しています。

まずは兜



兜、鎧と兜のセットなど種類が多いです。
一点一点 見ていくと、それぞれ全く違う表情です。



こちらの鎧兜



鎧兜を構成している小さな短冊状の板(=小札 こざね)は皮の上に漆を塗っています。



こちらの兜は



和紙の上に漆を塗っています(=一閑張 いっかんばり)。
江戸時代から関東地方で多く作られています。



こちらは京兜



こちらは、金属の上に金粉と漆を混ぜたものを塗っています。
金属工芸や金具細工、西陣織・組紐・箔押し・木彫り・指物など京都の伝統工芸が結集した華麗さが魅力です。


福井ならではの天神様





















木彫りの天神様がいました。


お雛様



華やかです。



こちらのお内裏様とお雛様、ペアルックなのです!

お内裏様



お雛様






















古代鏡文様を金彩京刺繍で表現しています。素敵☆


日本人形などのコーナー



昭和時代はお嫁入りの時に、桐たんすや鏡台などを嫁入り道具として持参しました。その際に日本人形も一緒に持参しました。



東京では初正月にこのような羽子板をおうちに飾る習慣があります。
東京出身の私も実家に美しい羽子板があります。今でもお正月には妹の羽子板と並べて飾ります。



また、各フロアにこのようなかわいらしい作品も多数ありました。
インテリアにもよいですね。



お子さまやお孫さんの初節句、慶事で、喜びや嬉しい気持ちをカタチにして伝える日本ならではのしきたり。

谷口さんが「おめでとうございます」とお客様をお迎えし、お客様が「ありがとう」とおっしゃって帰っていく。
人形のかぶとにはいつも笑顔があふれています。



人形のかぶと 福井市花堂中2-22-16
0776-35-0688
営業時間 9月中旬〜5月GW最終日 9:30〜19:00
上記以外は9:30〜18:00
定休日 9月中旬〜5月GW最終日は無休
上記以外は毎週日曜日
令和3年は8/7(土)〜/15(日)はお盆休み


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